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「UXホラーストーリー三部作」ってなんだ?

こんにちは、MCOの布袋田です。1月からマーケティング本部と兼任となりましたが、実は昨年10月頃からすでにMCO内でマーケティング的な活動が少しずつ始まっていて、私も藤井くんがセミナーコンテンツを考えるサポート役を仰せつかっていました。

…と書いたところで、藤井くん、という呼び方を新鮮に感じる方もいるかもしれませんね。実は我々新卒の同期入社でして。同期で一緒に仕事すると、仕事はじめた頃のインプットや受けた教育がだいたい同じだったり、同じように社会と会社の変化を経験してきているので、「あのときのさー」「あー、あれねー」と会話や議論がワープできるのが良いところ。お互い遠慮なくものを言えるし。もちろん藤井くんすごい人・時の人なので、勉強になることがたくさんあります。新卒入社の皆さん、同期は大事にすると後々も楽しいですよ。

さて、今日はそんな風にして考えた企画の中から、「UXホラーストーリー三部作」と銘打ったシリーズをご紹介します。

Read the English version from the link below!

きっかけは、あの人の一言

ものすごくキャッチーなタイトルを冠したこのシリーズ。誕生のきっかけは、藤井くんの「クライアントと話していると、いろんな企業に共通のあるある、特に悪い意味でのあるあるがあるんだよねー」という一言でした(あるある言いすぎてゲシュタルト崩壊しそうですが)。

それぞれのお客様にとっては自社に固有の問題に思えるものでも、多くのクライアント企業と対話をしていると、そこに共通の構造や課題が見えてくることがあります。それらのお困りごとに対して、UXのプロフェッショナルだからこそ提案できる対処法や、「コンサルタント」という“当事者ではない立場”だから言いやすいことなどをまとめた知見共有の場をつくったら、お客様のお役に立てるんじゃないか。

そんな思いで企画がスタートしました。

タイトルをキャッチーに、という挑戦

「困りごとあるある」と言っても、いろいろなレベル感があります。新しいサービスを企画するときの話もあれば、チーム編成の話もあるし、個々人の認識の話もある。そこで、レベル感ごとに回をわける「三部作」構想が出てきました。

そして…このあたりから、映画・音楽・漫画等々のコンテンツを見まくっている藤井くんの、「一つひとつのタイトルを思いっきりキャッチーにしてみたい」という挑戦?こだわり?が始まります。少しでも多くの人の目にとまることが、少しでも多くのお客様のお役にてることにつながるはず、と信じて。

結果、各回のタイトルはこんな感じ。

UXホラーストーリー三部作
●第1回 UX初心者が犯しがちな失敗
●第2回 UXチームの苦悩事例
●第3回 新規事業やサービスデザインでありがちな阿鼻叫喚

阿鼻叫喚て、あんまりビジネスの場で見ないですよね(言葉としては聞くこともあるけど、活字では見ない気がする)。

タイトル付けの苦悩については、藤井くんの「After Digital Inspiration Letter Vol.37」にも書いてあるので、ご興味のある方はそちらもどうぞ(広報ポータルサイトからアクセスできます)。

※ ビービット社員以外の方向け補足:「After Digital Inspiration Letter」の詳細はこちらです

どんな内容になったのか

内容の検討にあたっては、橋本さん、生田さん、本山くん、さとしゅん、礒野くんといった、日々クライアントとやり取りをしている方々からも情報提供をいただきました。

その結果できあがった内容を、一部の見出しだけ紹介すると…

第1回 UX初心者が犯しがちな失敗
●キメラペルソナ
●ユーザの意見を聞くな
●顧客が思い浮かんだら負け
●「うちの顧客は特殊・多様なんです」
●UXの重要性を叫ぶな

第2回 UXチームの苦悩事例
●UXという言葉に関する、よくある勘違い
●ユーザに相対しているチームに自由度がない
●UXチームに若手がいない
●データしか見ないチーム
●KPIが負けている

第3回 新規事業やサービスデザインでありがちな阿鼻叫喚
●オーソライズがあいまいな活動
●活動の投資配分を間違う
●サービスとは何かから間違う
●コア体験が問われず機能価値のまま提供される
●早すぎるユーザ拡大路線

こうやって並べて見ると、「えっ、それダメなの?」とか「なにそれ、どういうこと?」ってなるトピックが揃ってるなと。情報提供いただいた皆さんに、改めて感謝です。

セミナー開催は3週連続!

「UXホラーストーリー三部作」は、2022年11月22日から3週連続で開催。感染対策を講じた上で人数を絞ってオフライン開催し、それをZoomで中継するという方法で、オンライン・オフライン同時開催を実現しました。

セミナー開催時の様子

実は第1回に比べて第3回の申込者数は倍近く。第1回や第2回に参加した方が社内に口コミで広げてくださったようで、第3回は650人以上の方にお申し込みいただきました。藤井くん自身もクライアントから「なんだか、おもしろいイベントやってるそうですね」とお声がけをいただいたそうで、界隈(何界隈だろう笑)ではかなり話題になっていたようです。

実際、講演後の質疑応答では質問が殺到!これまでのセミナーと比べても、熱いやりとりが続きました。セミナー終了後のアンケートでもポジティブなご意見ご感想がたくさん。ほんの一部ですけど、ご紹介しますね。

  • 大企業で起こりがちなホラーストーリー、うちの会社のこと言っているのかと思ってしまいました。成功事例より失敗事例の方がとても参考になります。(通信業、部長)

  • あるあるのお話なのかと思いきや、とても実践的な考え方をご紹介いただきとても充実した時間でした。ありがとうございました。(フリーランス)

  • 本日を含め全3回のセミナーは、当社DX部門、商品所管担当の全員に聞いてほしいレベルです。(金融業)

全く新しいコンテンツで3週連続セミナー開催というのはかなりチャレンジングでしたが、メキメキ適応したり、今まで機会がなくて披露できていなかったリアル開催に活きる得意技を発揮したりするメンバーのおかげで、会はつつがなく進行し、ご参加いただいた方にもご満足いただけました。あとは、今回共有された知見が、ご参加いただいた方の社内で役立つことを願うばかりです…!

ところで、再放送やるってよ

というわけで、自画自賛だけど大成功とあえて言っちゃうUXホラーストーリー三部作、熱いご要望を受けて、なんと再放送決定です。

  • 第1回:2023年1月17日(火)18:00~19:30(今日ですね!)

  • 第2回:2023年1月31日(火)18:00~19:30

  • 第3回:2023年2月7日(火)18:00~19:30

社員の方も大歓迎ですので、ぜひご視聴いただけたらと。

※ 社外の方は、下記リンクからお申し込みいただけます!

マーケティング本部では、引き続き新しいイベント企画を検討中です。こんなネタいいんじゃない?というアイデアのある方は、いつでもご一報ください。


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